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個人情報持出で元職員の賠償訴訟、議案可決 - 平塚市

神奈川県平塚市の市議が、当選前の職員当時に個人情報を持ち出し、自身の選挙活動に利用したとされる問題で、同市は同市議を提訴する議案を可決した。

同市議は、同市の職員として在職中だった2018年に個人情報を含むファイルを不正に持ち出していたことが判明した。

一部について、同議員は持ち出しを否定しているものの、同市市議会では、2018年11月29日にのべ3万1429件、12月22日にのべ248件の個人情報を持ち出し、選挙はがきの送付に利用したものと結論付けている。

今回の問題で対象となる住民へ詫び状の送付など損害が発生したとして、同市議に対して221万620円の損害賠償や訴訟費用の支払いを求める訴訟を提起に関する議案が3月の同市議会に提出されていたが、3月17日に可決した。

同市議会では、同市議に対する辞職勧告決議についても2019年8月に可決。同年11月5日付で個人情報保護条例違反で同市議を告発している。

(Security NEXT - 2020/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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