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国家関与のサイバー攻撃、新型コロナ問題に便乗 - 中国のグループも

一方ロシア政府の支援を受ける「TEMP.Armageddon」は、コロナウイルスに関連する正規文書より作成したファイルを用いてウクライナの組織に標的型攻撃メールを展開したという。

さらに北朝鮮の攻撃グループは、韓国のNGOに対して標的型攻撃メールを送りつけていた。ファイア・アイは、詳細について調査中としているが、以前に観測された北朝鮮関連の活動と類似点が見られるとしている。

また金銭を目的とした犯罪組織による攻撃でも、新型コロナウイルスの話題が用いられていると同社は指摘。

フィッシングメールなどによるアカウント情報の窃取や、「Trickbot」をはじめとするマルウェアの拡散などが行われているとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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