「Cisco UCM」や「Cisco ISE」に複数の脆弱性
Cisco Systemsは現地時間8月21日、セキュリティアドバイザリ5件を公開し、脆弱性に対処したことを明らかにした。脆弱性の悪用などは確認されていない。
通話やメッセージング機能などを提供する「Cisco Unified Communications Manager」では、2件の脆弱性が判明した。「CVE-2024-20375」は、リモートより認証なしに悪用が可能となるサービス拒否の脆弱性。米国国家安全保障局(NSA)より報告を受けたという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.6」、重要度は上から2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。
一方「CVE-2024-20488」は、ウェブ管理インターフェイスに判明したクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性。ユーザーが細工したリンクをクリックするとスクリプトが実行されたり、情報が漏洩するおそれがある。CVSS基本値は「6.1」、重要度は「中(Medium)」とした。
これら脆弱性は「同15SU1」にて修正された。「同14SU4」「同12.5(1)SU9」も提供されているが、「CVE-2024-20375」の修正にとどまり、「CVE-2024-20488」を解消するには「同15SU1」へ更新する必要がある。
(Security NEXT - 2024/08/22 )
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関連リンク
- Cisco Unified Communications Manager Denial of Service Vulnerability
- Cisco Unified Communications Manager Cross-Site Scripting Vulnerability
- Cisco Identity Services Engine REST API Blind SQL Injection Vulnerabilities
- Cisco Identity Services Engine Sensitive Information Disclosure Vulnerability
- Cisco Identity Services Engine Cross-Site Request Forgery Vulnerability
- シスコシステムズ
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