Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NECとシスコ、重要インフラ向け機器に真正性のチェック機能

NECとシスコシステムズは、安全保障や重要インフラで利用されるネットワーク機器の真正性を確認するプロセスを強化する。

両社は、改ざんの検知技術やブロックチェーンを組みあわせることで、製品出荷前をはじめ、システムの構築、運用中において、機器が不正に改ざんされていないことを確認するプロセスを導入したシスコ製品を2020年度より順次提供するもの。

シスコが開発した機器固有のIDやデジタル署名によってハード、ソフトの両面から機器の真正性を確認する技術「Trustworthy」や組み込みソフトウェアによりプログラム改ざんを検知するNEC検知技術を活用するという。

両技術による検査結果の履歴をブロックチェーンに記録することで、真正性を監視、管理できる。今後はNECの機器においても、改ざん検知技術を活用して同様の機能を実装。将来的には、増設やバージョンアップ、保守などライフサイクル全般に同機能を提供したい考え。

(Security NEXT - 2020/02/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告