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NECとシスコ、重要インフラ向け機器に真正性のチェック機能

NECとシスコシステムズは、安全保障や重要インフラで利用されるネットワーク機器の真正性を確認するプロセスを強化する。

両社は、改ざんの検知技術やブロックチェーンを組みあわせることで、製品出荷前をはじめ、システムの構築、運用中において、機器が不正に改ざんされていないことを確認するプロセスを導入したシスコ製品を2020年度より順次提供するもの。

シスコが開発した機器固有のIDやデジタル署名によってハード、ソフトの両面から機器の真正性を確認する技術「Trustworthy」や組み込みソフトウェアによりプログラム改ざんを検知するNEC検知技術を活用するという。

両技術による検査結果の履歴をブロックチェーンに記録することで、真正性を監視、管理できる。今後はNECの機器においても、改ざん検知技術を活用して同様の機能を実装。将来的には、増設やバージョンアップ、保守などライフサイクル全般に同機能を提供したい考え。

(Security NEXT - 2020/02/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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