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「Cisco DCNM」の深刻な脆弱性 - 研究者が詳細を公表

データセンター向けのインフラ管理ソフトウェア「Cisco Data Center Network Manager(DCNM)」に複数の深刻な脆弱性が見つかった問題で、脆弱性の詳細が公表された。

同製品において「REST API」における「CVE-2019-15975」をはじめ、認証のバイパスが可能となる深刻な脆弱性3件が明らかとなったもの。各脆弱性は単独で悪用が可能で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアは「9.8」。

脆弱性の報告を受けたCisco Systemsは、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングし、年明け早々1月2日にセキュリティアドバイザリを公開。修正版となる「同11.3(1)」をリリースしている。

アップデートが公開されたことを受けて、同脆弱性を発見、報告したセキュリティ研究者が1月14日に脆弱性の詳細を公表。脆弱性の悪用が可能な実証コードも含まれる。Ciscoでは、エクスプロイトコードの公開を受け、セキュリティアドバイザリを更新し、利用者に対して注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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