Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ドローンを妨害電波で不時着させるソリューション - カスペ

Kasperskyは、民間向けドローンの不正侵入を探知し、妨害電波によって不時着させるソリューション「Kaspersky Antidrone」を開発した。ベータテストを実施しており、2020年初頭にリリースを予定している。

同ソリューションは、民間向けドローンが制限空域へ侵入したことを自動的に探知し、妨害電波によって活動を制限するソリューション。

複数のハードウェアモジュールによって構成されており、映像やレーダー、光センサー、オーディオセンサーなどによりドローンを探索。上空で移動する物体の座標を把握すると、物体を追跡してカメラのズーム映像から、映った物体がドローンかどうか機械学習のデータをもとに分析する。

ドローンと認めた場合はジャミングにより、ドローンとコントローラー間の通信を妨害。通信を失わせることで不時着させ、制限空域における活動を阻止する。

同社はドローン利用者が制限空域を把握していないことも珍しくないと指摘。プライバシーや安全を確保しつつ、物理的に破壊しないドローンパイロットにも配慮したソリューションの開発を目指したという。

(Security NEXT - 2019/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
ドローン情報基盤システムで情報漏洩の不具合 - 修正するも再発
メタバース活用におけるセキュリティを考えるオンラインイベント - JSSECら
国境超えた仲間とセキュリティを学ぶ「GCC 2023シンガポール」 - 参加者募集がスタート
未発送のローン残高通知ハガキ、従業員が処理に困り裁断 - 東山口信金
ドローン向けにサイバーセキュリティガイドライン - 経産省
個人情報などウェブ入力内容を委託先に外部送信 - 新生銀
解析用委託データに顧客情報、URLや特定操作で混入 - 新生銀行グループ
「ドローンセキュリティガイド第2版」を公開 - セキュアドローン協議会
外部クラウド利用したカードローン申込窓口に設定不備 - 三井住友信託銀