システム誤設定で信用情報を同意なし提供 - 沖縄海邦銀
沖縄海邦銀行は、個人信用情報機関に対し、同意なく顧客の個人信用情報を提供していたことを明らかにした。
同行によれば、軍用地カードローンの契約をしている顧客421人に関する個人信用情報を、同意を得ることなく全国銀行個人信用情報センター(KSC)および日本信用情報機構(JICC)に登録していたことが、内部調査で判明したもの。
提供していた個人信用情報には、氏名や住所、生年月日のほか、債務残高や限度額など融資に関わる契約内容が含まれる。
全国銀行個人信用情報センターに対しては、2012年8月より2024年9月26日までに521件を登録。日本信用情報機構に対しては、2020年7月以降、2024年9月26日まで177件を登録していた。
個人信用情報は、加盟金融機関における返済能力の調査などで利用されており、登録期間中の融資判断に影響を及ぼした可能性がある。
同行のシステムにおいて、誤った設定となっていたことから登録されていた。同意なく提供された個人信用情報は、すべて削除されている。
同行は、商品の企画やシステム設計時における確認、検証が不十分だったと説明。内部手続きを見直し、個人信用情報の登録に関する確認、検証体制を強化して再発防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/11/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起