Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

未発送のローン残高通知ハガキ、従業員が処理に困り裁断 - 東山口信金

東山口信用金庫において、顧客向けの通知ハガキが未発送となっており、外部に流出した可能性があることがわかった。処理に困りシュレッダーで裁断処理したと担当する従業員は話しているという。

同金庫によれば、通帳のない「通帳レスカードローン」の契約者に対して利用残高を通知するハガキを年2回発送しているが、2021年3月、および同年9月に発送すべきハガキ5418件について発送手続きが行われていなかったもの。

5月19日に判明したもので、担当する従業員は、手続きが遅れたことから未発送となり、処理に困ってそのうち1880件についてはシュレッダーで裁断したと証言しているという。のこる3538件については、同金庫が保管している。

廃棄されたとするハガキには、顧客1477人に関する氏名、住所、口座番号、カードローン商品名、利用残高などの個人情報が記載されていた。

同金庫ではシュレッダーにより処理したとの証言などを踏まえ、外部流出の可能性は低いと説明。不正利用などは確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2022/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
医師や患者の個人情報など含む書類を紛失 - 関東信越厚生局
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応