国体参加者情報など含む開発中システムに不正アクセス - 日本スポーツ協会
日本スポーツ協会は、委託先が不正アクセスを受け、同協会が提供した国民体育大会参加者や認定指導者のデータが不正に削除されたことを明らかにした。
同協会によれば、システム開発を委託していた電通の再委託先であるスポーツITソリューションにおいて、動作検証用に構築したサーバが作業中に不正アクセスを受けたもの。
今回の不正アクセスにより、データベースから国体参加者や公認スポーツ指導者など、テスト用に加工した最大のべ63万2402人分のデータが削除されたという。氏名、性別、生年月日、国体参加履歴、指導者登録番号などが含まれる。
開発環境のセキュリティ設定に不備があったという。同協会は、データの窃取や外部流出などは確認されていないと説明。原因調査や、警察、監督官庁への届けなど対応を進めている。
また今回不正アクセスを受けたのは、稼働中の国体参加申込システムや公認スポーツ指導者システムとは別のサーバであり、現行システムへの影響については否定している。
(Security NEXT - 2019/11/18 )
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