Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

図書館システム「LIMEDIO」に脆弱性 - 緩和策がアナウンス

リコーが提供する図書館情報管理システム「LIMEDIO」にオープンリダイレクトの脆弱性が明らかとなった。緩和策がアナウンスされている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、細工したURLを用いることで任意のウェブサイトにリダイレクトできる「オープンリダイレクト」の脆弱性「CVE-2019-6021」が明らかとなったもの。フィッシングサイトなど不正なサイトへ誘導する際の踏み台などに悪用されるおそれがある。

同脆弱性は、インターネットイニシアティブ(IIJ)の今井健氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

初期設定で無効となっている「遷移先制限機能」を有効化することにより脆弱性の影響を緩和できるとして、セキュリティ機関では利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正
ホスティング管理ツール「Control Web Panel」にRCE脆弱性