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横河電機の制御機器関連ソフトに脆弱性 - 一部はサポート終了でパッチ提供なし

横河電機が提供する制御機器関連の複数アプリケーションにおいて、ファイルパスの指定に問題があり、不正なファイルを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。

Windows向けに提供されている「Exaopc」「Exaplog」「Exaquantum」「Exaquantum/Batch」「Exasmoc」「Exarqe」「GA10」「InsightSuiteAE」において、実行ファイルのパス指定に問題があり、意図しない不正なファイルを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2019-6008」が判明したもの。

同脆弱性は、同社が製品の利用者へ周知することを目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、報告を受けた同センターでは、米ICS-CERTや開発者との調整を実施した。

9月30日でサポートが終了する「Exasmoc」「Exarqe」を除き、同社では、アップデートやパッチを用意。脆弱性の影響などを確認した上で対策を検討するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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