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「キャリア決済」狙うスミッシング - 2段階認証設定でも被害が

利用者が2段階認証を設定していても、メッセージを正規のものと信じて認証を行ってしまった場合、被害を防ぐことができない。

実際に、「電話代が高額になっている」とのSMSが届き、内容を確認しようとフィッシングサイトへアクセス。2段階認証の確認メールを認証してしまい、金銭被害に遭ったとの相談事例が寄せられている。

国民生活センターでは、SMSやメールに記載されたリンクにはアクセスしないよう注意を喚起。誤って入力してしまった場合はすぐにキャリア決済の設定を変更し、キャリア決済で利用された店舗やサイト、携帯電話会社へ連絡するよう求めている。

また被害の発生を抑えるため、キャリア決済の限度額を必要最低限か利用しない設定に変更するといった対策も紹介している。

(Security NEXT - 2019/09/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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