F5製「BIG-IP」、構成によっては侵害のおそれ - 利用企業は早急に確認を
F5 Networks製のネットワーク機器「BIG-IPシリーズ」において、利用者が構成する「iRules」が深刻な脆弱性を含む状態で運用されているケースがあるとし、注意喚起が行われている。利用者による構成に起因した問題のため、利用者自身で影響を確認し、対処する必要がある。
同製品でアプリケーショントラフィックに対し、ダイナミックな処理を可能とするスクリプト言語「iRules」において、脆弱な構成で運用されているケースがあることが判明したもの。F-Secureのセキュリティ研究者であるChristoffer Jerkeby氏が発見した。
ネットワークトラフィックを管理する「BIG-IP Local Traffic Manager」で利用するスクリプト言語「Tcl 8.4」ベースの「iRules」において、コーディング方法によってはコマンドインジェクションが可能になるおそれがあるという。
脆弱な環境では容易に悪用が可能。組織内のネットワークへ侵入し、同製品で管理するサービスのトラフィックを盗聴、操作され、認証情報をはじめ、機密情報を窃取されるおそれがある。
(Security NEXT - 2019/08/15 )
ツイート
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正

