「JVN iPedia」登録、2019年2Qは5207件 - 累計10万件突破
2019年第1四半期に脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」に登録された脆弱性情報は5207件だった。制御システム関連の登録133件を含む。
「JVN iPedia」は、国内のソフトウェア開発者が公表した情報をはじめ、脆弱性情報ポータルサイト「JVN」および米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」の公開情報などを登録した脆弱性対策情報のデータベース。2007年4月より公開されている。
同四半期に登録された脆弱性情報は5207件。前四半期の4770件を437件上回った。
内訳は、国内製品開発者による登録情報が5件、「JVN」の掲載情報が325件、「NVD」の情報が4877件。
「JVN」の掲載情報が、前四半期の76件から4倍以上の増加となった。公開開始からの累計件数は10万2651件となり、10万件の大台を突破。英語版は、29件があらたに登録され、累計件数は2048件となった。

JVN
登録された脆弱性の種類を見ると、「バッファエラー」が579件で最多。「クロスサイトスクリプティング(561件)」「不適切な入力確認(518件)」「情報漏洩(378件)」と続く。
製品別の登録状況を見ると、「Windows 10」が178件、「Windows Server」が176件だった。「Adobe Acrobat Reader DC」「Adobe Acrobat DC」「Adobe Acrobat」など、Adobe製品が175件。上位20製品のうち15製品がOS関連だった。
産業用制御システムの脆弱性情報は133件で、前四半期の161件を下回った。累計登録数は1969件となっている。
(Security NEXT - 2019/07/25 )
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