三菱電機製「インバータ」制御ソフトに2件の脆弱性
三菱電機が提供する制御機器「FR Configurator2」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
同製品は、可変周波数電源装置である「インバータ」の設定やメンテナンスなどをパソコンより行えるソフトウェア。「同Version 1.16S」および以前のバージョンに細工されたプロジェクトファイルを開くと影響を受ける2件の脆弱性が含まれることが判明した。
具体的には、任意のファイルが外部に送信されるおそれがあるXML外部実体参照の脆弱性「CVE-2019-10976」や、リソースが枯渇してサービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2019-10972」が含まれるという。
これら脆弱性は、Applied Riskより報告を受けたもので、三菱電機では脆弱性を解消した「同1.17T」をリリース。利用者に対してアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/07/25 )
ツイート
PR
関連記事
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ