偽NTTドコモのSMSに注意 - 公式と同じスレッドに表示される可能性も
NTTドコモになりすましたショートメッセージによるフィッシング攻撃が発生している。スマートデバイス上で公式メッセージと同じスレッド上に悪意あるSMSが表示されるケースもあり、同社では注意を呼びかけている。
SMSを利用した「フィッシング」、いわゆる「スミッシング」により、偽サイトへ誘導。同社が提供する「dアカウント」のIDやパスワード、クレジットカード情報をだまし取る攻撃が確認されたもの。
問題のメッセージは、「キャリア決済が不正に利用された」「dカードが不正利用された」「dアカウントが異常ログインされた」などと不安を煽る内容で、二段階認証や本人認証、検証などを口実に偽サイトへ誘導しようとしていた。
さらにフィッシングSMSは、送信元を公式SMSと全く同じ「NTT DOCOMO」などと名乗っており、スマートデバイス上では、なりすましのメッセージが正規のメッセージと同じスレッド上に表示されるおそれがあるという。
同社では、不安を煽るような内容のメッセージに関しては、フィッシングである可能性を疑うよう求め、アクセス前にURLが正規サイトか確認するよう呼びかけている。

偽メッセージと正規メッセージが同じスレッド上に表示されるケースも(画像:NTTドコモ)
(Security NEXT - 2019/06/19 )
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