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「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局

米当局は、悪意ある「リモートデスクトッププロトコル(RDP)ファイル」を用いた大規模な標的型攻撃が確認されているとして注意を呼びかけた。

政府機関やIT分野を含む複数セクターに対して、米国外の攻撃グループにより、大規模な標的型フィッシング攻撃が展開されているとして、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が注意喚起を行った。

「リモートデスクトッププロトコル(RDP)ファイル」は、Windowsにおけるリモートデスクトップ接続の設定を保存するためのファイル形式。

攻撃者は実在する正規の組織を装い、悪意ある「RDPファイル」を添付したメールを送信し、攻撃者が用意したネットワークへリモート接続するよう誘導していた。

誤って接続してしまうと、さらなる攻撃が展開され、情報漏洩や永続性を確保するために不正なプログラムが展開されるなど、より大きな被害につながるおそれがある。

(Security NEXT - 2024/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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