不正モバイルアプリ、1Qは減少 - ただし不正送金アプリは増加傾向
スマートデバイスを狙い、オンラインバンキングのアカウント情報などを窃取するマルウェアが1年間で1.5倍に増加した。
Kasperskyによれば、2019年第1四半期に同社が検知したスマートデバイスを狙ったマルウェアパッケージは90万5174件。前四半期から9万5845件減となった。
統計にはマルウェア以外にも潜在的に望まれない迷惑アプリ「PUA」が含まれており、「PUA」にあたるリスクツールが全体の29.8%を占める。次いで、他マルウェアをダウンロードするドロッパーが24.9%、アドウェアが16.8%で続いた。特にドロッパーは、前四半期の11.0%から14ポイント近く上昇している。
また全体に対する割合が少ないものの、スマートデバイスを狙った不正送金マルウェアが活発な動きを見せている。2018年第4四半期の1.9%から同四半期には3.2%に拡大している。
(Security NEXT - 2019/06/07 )
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