フィッシングURL、過去最多 - 報告も3000件の大台突破
フィッシング攻撃によるリスクが高まっている。5月はフィッシング攻撃の報告件数や悪用されたURL、ブランドのいずれも増加しており、なかでもURL件数は、過去最悪を記録した。
フィッシング対策協議会によれば、5月に寄せられたフィッシングの報告件数は3327件。前月2388件の1.4倍へと急上昇した。2月以降、4カ月連続の増加となる。
フィッシング攻撃で悪用されたURLは1297件。前月の1207件から90件増となる。今年3月に記録した1238件を上回る数字で、同協議会の調査開始以来最多を記録した。
悪用されたブランド件数も2件増加して42件。これまでもっとも多く観測された2011年5月の43件に続く数字となる。

フィッシング攻撃の動向(グラフ:フィ対協の発表をもとに作成)
(Security NEXT - 2019/06/05 )
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