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北朝鮮の攻撃グループ、「Bluetoothデバイス」情報を収集

また同グループは、マルウェアより「Windows Bluetooth API」を利用して、Bluetoothデバイスに関する情報を窃取していることが判明。デバイス名や機器のアドレス、接続状況、認証の有無といった情報を収集していた。

同グループは、これまでにも韓国の検索サイトである「Naver」や「Google」のセキュリティ対策ソフトに偽装し、Android向けのスパイウェア「KevDroid」を展開していることがわかっており、モバイルデバイスに強い関心を示している。

Kaspersky Labは、「ScarCruft」について「DarkHotel」と何らかの関係を持つ可能性があり、グループの一部である可能性もあるものの、戦術や技術、手順が異なると指摘。

いずれにしても高度なスキルを持ち、活発な活動を続けており、今後さらに攻撃が巧妙化する可能性があるとして警戒を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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