Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMware、MDS脆弱性の影響を緩和するアップデート

VMwareは、Intelプロセッサにあらたな脆弱性が判明したことを受け、同社製品向けに脆弱性の影響を緩和するアップデートの提供を開始した。

Intelプロセッサの投機的実行に4件の脆弱性「マイクロアーキテクチャデータサンプリング(MDS)」が明らかとなったことから対応したもの。

「vCenter Server」「ESXi」「Workstation」「Fusion」に対しては、ハイパーバイザーに特化した緩和策を提供。悪意のあるゲスト仮想マシンによってハイパーバイザーやゲスト仮想マシンからの情報漏洩を防ぐという。

さらに仮想マシン内のゲストOSにおけるプロセス間の情報漏洩を軽減するため、あらたなハードウェアによる投機実行を仮想化した制御メカニズムを仮想マシン向けに用意。これら対策を実装するためのアップデートをリリースした。

(Security NEXT - 2019/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因