Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Intel プロセッサの「MDS」脆弱性、OSベンダーも対応呼びかけ

Intelのプロセッサにおいて、情報漏洩が生じる「マイクロアーキテクチャデータサンプリング(MDS)」の脆弱性が明らかとなったことを受け、OSベンダーからも注意喚起が行われている。

問題の脆弱性は、サイドチャネル攻撃により、プロセッサの投機的実行において情報漏洩が生じるおそれがあるもので、4件の脆弱性「CVE-2018-12126」「CVE-2018-12130」「CVE-2018-12127」「CVE-2019-11091」があらたに判明した。

脆弱性の悪用はローカル環境に限定されるものの、複数の仮想マシンをホストしている環境では、無関係の仮想マシン間で不正にデータを取得される可能性がある。5月14日の時点で悪用の報告はない。

脆弱性の判明を受け、マイクロソフトでは5月の月例セキュリティ更新のリリースにあわせ、アドバイザリを公開した。

(Security NEXT - 2019/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消