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脆弱性で感染広げるボットネット「Muhstik」 - 「WebLogic」を標的に

「Muhstik」は、これまでも「WebLogic Server」の脆弱性「CVE-2017-10271」を悪用しているが、今回見つかった亜種は、4月に明らかとなった「CVE-2019-2725」を悪用。外部からウェブシェルと見られるファイルをダウンロードしようとしていた。

「Muhstik」の攻撃者は、パッチの適用が広がる前に感染が拡大できるよう、「WebLogic」のほか、「WordPress」「Drupal」など脆弱性の動向に目を光らせており、積極的に悪用しているとPalo Alto Networksは指摘している。

「CVE-2017-10271」のパッチが適用されていないサーバに対しては、同マルウェア以外も、ランサムウェアの感染やマイニングプログラムのインストールなど、積極的に攻撃が展開されている。こうした動きがさらに今後加速するおそれがあるとして同社では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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