Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WebLogic」の脆弱性、ランサムウェアの標的に

4月に深刻な脆弱性が判明し、急遽アップデートがリリースされた「Oracle WebLogic Server」が、ランサムウェアの標的となっている。

問題の脆弱性は、リモートより認証なしにコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-2725」。4月26日にアップデートがリリースされている

Rapid7によると、実証(PoC)コード公開より数日経過した4月25日ごろより攻撃の増加を観測。仮想通貨を発掘する「マイニングプログラム」のほか、ランサムウェアの実行を試みる内容だったという。

またCisco Systemsでは、少なくとも4月17日ごろより攻撃者は脆弱性を悪用しており、ランサムウェア「Sodinokibi」の亜種による活動を4月25日に確認したという。

(Security NEXT - 2019/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消