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「Apache httpd」脆弱性に悪用コード - 共有ホスティングサーバなどに影響

「Apache HTTP Server」に権限昇格の脆弱性が見つかった問題で、すでに実証コードが出回っており、共有ホスティングサーバなどに大きな影響を及ぼすおそれがあるとして注意が呼びかけられている。

「Apache HTTP Server 2.4.39」において修正された権限昇格の脆弱性「CVE-2019-0211」についてソフトバンク・テクノロジーが検証を実施し、注意喚起を行ったもの。同脆弱性に関しては、すでにGitHubなどに「実証コード」が公開されている。

同脆弱性は、子プロセスに対する境界値のチェックに問題があり、親プロセスが持つ権限への昇格が可能となるもの。運用環境によっては、ファイルのアップロード権限などを持つユーザーによって、管理者権限を奪われるおそれがある。

同社は、共有ホスティングサービスなどで脆弱性を悪用されると、他ユーザーが侵害されるおそれがあると指摘。実証コードが出回っており、容易に悪用が可能であるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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