2018年4Qクレカ不正被害は69.3億円 - 前四半期比36.7%増
2018年第4四半期におけるクレジットカードの不正使用被害額は69億3000万円となり、前四半期から36.7%増となった。番号盗用被害が8割を占める。
日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に銀行系、信販、流通系のクレジットカード事業者、中小の小売団体など44社における不正使用被害の状況を調査、取りまとめたもの。同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は69億3000万円。前四半期の50億7000万円を36.7%上回るなど急増している。
被害の原因を見ると、番号の盗用被害が55億7000万円。前四半期の39億1000万円を16億6000万円上回った。被害全体に占める割合は80.3%で、前四半期の77.1%から3.2ポイント上昇している。
番号盗用被害における国内外の割合を見ると、国内の被害額が40億9000万円で全体の73.4%を占める。海外の被害額は14億8000万円だった。
一方、偽造カードによる被害額は4億8000万円で、前四半期の3億8000万円から1億円の増加。全体に占める割合を見ると6.9%で、前四半期の7.5%から0.6ポイント縮小している。
(Security NEXT - 2019/04/01 )
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