警察庁、年間6740件の標的型攻撃を把握 - 9割は「ばらまき型」
メールによる標的型攻撃で添付されたファイルの種類を見ると、前年から20ポイント増加した「Wordファイル」が48%で最多。「Excelファイル(20%)」とあわせると、Office関連ファイルで68%を占めており、マクロ機能を悪用したものや、脆弱性を突くものが確認された。
また「圧縮ファイル」は32%。中身に大きな変化が見られ、前年は22%だった「実行ファイル」が94%と拡大している。一方、昨年目立った「JavaScriptファイル(49%)」や「VBScriptファイル(21%)」は確認されなかった。
送信先となったメールアドレスは、インターネット上で公開されていないものが71%。送信元のメールアドレスが偽装されていると考えられるものが98%と大多数を占めている。

添付ファイルの種類(グラフ:警察庁)
(Security NEXT - 2019/03/08 )
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