脆弱性の影響を可視化できるOSS「Vuls」を解説 - IPA
情報処理推進機構(IPA)は、効率的な脆弱性対策に活用できるとして、ソフトウェア「Vuls」について解説した資料「脆弱性対策の効果的な進め方 ツール活用編」を公開した。また初心者向けに提供している「同実践編」の第2版をあらたにリリースしている。
「Vuls」は、「MyJVN」をはじめとする各種脆弱性データベースの情報を導入済みのソフトウェアと関連付けることで、利用環境における脆弱性の検知、可視化が行えるソフトウェア。GitHubを通じて2016年より公開されている。
「Linux」や「FreeBSD」に対応しており、影響を受ける脆弱性のみ自動的に検知し、メールなどを用いてアラートを送信することが可能。パッケージに依存しないソフトであっても、「CPE(Common Platform Enumeration)」に登録されたソフトウェアであれば、フレームワークやライブラリ、ミドルウェアについても検知が行える。
同資料では、脆弱性情報の収集工程などを短縮できるとして、同ツールを用いた脆弱性対策の手順をシステム管理者向けに解説。脆弱性の取り巻く環境を示した上で、同ツールのインストールや情報の収集方法などを説明している。

脆弱性対策の作業フロー。情報収集において「Vuls」が活用できる(図:IPA)
(Security NEXT - 2019/02/25 )
ツイート
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
先週注目された記事(2025年5月18日〜2025年5月24日)
先週注目された記事(2025年5月11日〜2025年5月17日)
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
先週注目された記事(2025年4月27日〜2025年5月3日)
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準