WP向け寄付管理プラグインに深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃発生中
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けプラグイン「Total Donations」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。ゼロデイ攻撃が確認されている。
同脆弱性は、Calmar Webmediaが提供する寄付管理プラグイン。「同2.0.5」および以前のバージョンに、サイトの管理者権限を奪われるおそれがある脆弱性「CVE-2019-6703」が明らかとなったもの。Defiantが報告したもので、脆弱性の影響は多岐にわたっている。
同社によると、同プラグインのAJAXによる88の動作において、49に脆弱性が存在。新規にユーザーを作成し、管理者権限を設定したり、第三者が本来アクセスできないデータへアクセス可能となるなど重大な脆弱性が含まれるという。
さらに寄付の動作を変更したり、SQLインジェクション攻撃、スパムメールを配信するための踏み台になるおそれがあるほか、メーリングリストが漏洩する可能性なども指摘されている。
(Security NEXT - 2019/01/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Adobe Acrobat/Reader」に6件の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiのリモートアクセス製品に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MS、2024年最後の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性も修正
米当局、「Windows」に判明したゼロデイ脆弱性に注意喚起
「Ivanti CSA」に深刻な脆弱性 - 管理者権限を奪われるおそれ
「Dell PowerFlex」など複数製品に深刻な脆弱性 - アップデートを公開
「Chrome」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を解消
QNAP製NAS向け複数アプリに脆弱性 - アップデートで修正
トレンドマイクロのサーバ向けセキュリティ対策製品に脆弱性
「OpenWrt」で汚染されたビルドが配布可能となる脆弱性