2018年4Qの脆弱性届出は93件 - 「ソフト」「サイト」ともに大幅減
2018年第4四半期における脆弱性の届け出件数は93件だった。ソフトウェア製品、ウェブサイト関連いずれも前四半期を大きく下回っている。
情報処理推進機構(IPA)が、2018年第4四半期における脆弱性の届け出状況を取りまとめたもの。
同四半期に届け出があった脆弱性は93件で、前四半期の177件から84件減少した。ソフトウェアに関する脆弱性が57件で、前四半期の114件を下回った。一方ウェブサイト関連の脆弱性も36件と、前四半期の63件から大きく改善している。
届け出の受け付けを開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェア関連が4226件、ウェブサイト関連が9866件。ウェブサイトに関する届け出が全体の約7割を占める状況に変化はない。
同四半期における1日あたりの届け出件数は3.99件で、6期連続で減少。過去3年間ではじめて3件台となった。

脆弱性届け出件数の推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2019/01/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令

