Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メールセキュリティ製品「Cisco ESA」に深刻な脆弱性 - 悪用は未確認

Cisco Systemsのメールセキュリティ製品「Cisco Email Security Appliance」にリモートより攻撃を受け、サービス拒否に陥る脆弱性が含まれていることがわかった。

20190116_cs_001.jpg
サービス拒否の脆弱性が明らかとなった「Cisco ESA」(画像:Cisco Systems)

同製品のOS「Cisco AsyncOS 」における「S/MIME」の検証処理でメモリ破壊が生じ、サービス拒否に陥るおそれがある脆弱性「CVE-2018-15453」が明らかとなったもの。

細工した「S/MIME署名」を含むメールを送りつけることでリモートより攻撃が可能だという。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

同脆弱性は、「同11.1」以前のバージョンに影響があり、「同12」以降は影響を受けない。同社がサポートを提供する過程で発見したもので、同脆弱性を悪用した攻撃などは確認されていないとしている。

同社では、同脆弱性へ対処したアップデートを「同11.1.2-0232」「同11.1.1-037」「同11.0.2-044」をリリース。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消