Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も

SAPは現地時間2025年11月11日、月例のセキュリティアドバイザリを公開した。深刻な脆弱性も複数含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日の「パッチチューズデー」にあわせ、アドバイザリ20件を公開したもの。

新規に公開したアドバイザリは18件。このうち2件については重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

具体的に見ると「SQL Anywhere Monitor」では、キーやシークレットの管理に不備がある「CVE-2025-42890」が判明。また「SAP Solution Manager」では、コードインジェクションの脆弱性「CVE-2025-42887」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2025-42890」が最高値となる「10.0」、「CVE-2025-42887」が「9.9」と評価されている。

(Security NEXT - 2025/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響