「Adobe Acrobat/Reader」が定例外アップデート - 当初より重要度を格上げ
Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」のアップデートを定例外でリリースした。悪用は確認されていないが、重要度を当初より格上げしており、注意が必要だ。
今回のリリースは、「Windows」「macOS」で動作する両製品向けのセキュリティアップデート。3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性2件へ対処した。悪用は確認されていない。
解放後のメモリが使用され、コードを実行されるおそれがあるいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2018-16011」や、セキュリティ機能をバイパスされ、権限の昇格が生じる「CVE-2018-16018」へ対処したという。
当初予告では、重要度を3段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしていたが、もっとも高い「クリティカル(Critical)」へと格上げしている。
(Security NEXT - 2019/01/04 )
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