Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Flashゼロデイ攻撃、露医療機関文書に偽装 - 伊Hacking Teamと手法類似

感染したRATは起動後、NVIDIAのバックアッププログラムを偽装することで、検出を逃れようとしていた。

政府機関などへ未知の脆弱性を利用したツールを販売し、イタリアのセキュリティベンダーであるHacking Teamのコードと類似性が指摘されている。

Hacking Teamでは2015年に情報流出が発覚しており、流出したデータが悪用された可能性もあるため、同社が直接提供したエクスプロイトであるかは不明。

一方で、「Adobe Flash Player」やOfficeを利用する手法や、「VMProtect」によりペイロードを暗号化している点、コード署名などの点で類似点が見られたという。

(Security NEXT - 2018/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
SonicWall「SMA 100」にバックドア、ゼロデイ攻撃か - 侵害調査の実施を
「SharePoint Server」に深刻な脆弱性「ToolShell」 - すでに悪用も
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
Samsung製デジタルサイネージの脆弱性狙う攻撃に注意