DDoS攻撃が前月比1割増、規模は縮小 - 4時間継続した攻撃も
インターネットイニシアティブ(IIJ)が10月に観測したDDoS攻撃は、前月から約1割増加した。
同社がDDoS攻撃防御サービスにおいて検出した攻撃動向を取りまとめたもの。同社が同月に観測したDDoS攻撃は492件。前月の447件から増加した。1日あたりの平均攻撃回数は15.9件で、前月の14.9件から上昇している。
もっとも攻撃の規模が大きかった攻撃は、UDPプロトコルを用いたリフレクション攻撃で14Gbpsの通信が発生。攻撃が行われた各IPアドレスからの通信量が減少したことも影響し、前月の25.1Gbpsから縮小した。
79.3%の攻撃は30分未満で収束しているが、5.9%の攻撃は60分以上続いた。攻撃時間が最長となった攻撃は、「HTTP」「HTTPS」を用いたもので、4時間わたり展開されたという。

攻撃の検出件数推移(グラフ:IIJ)
(Security NEXT - 2018/12/03 )
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