Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Gmailに差出人を空欄にできるバグ「Ghost Emails」 - フィッシング攻撃などで悪用のおそれ

さらに同氏が調査を進めたところ、「Fromヘッダ」へHTMLタグを埋め込むことで、Gmailにおいてメールの一覧やメールの詳細を表示させたいずれの場合においても、送信者を空欄にし、隠すことが可能であるバグを確認。

データが失われたわけではなく、メッセージのソースから細工されたヘッダ情報を確認できるが、ユーザーインタフェース上では正しく表示されないという。

同氏は、バグを用いて送信者を空欄にし、システムの通知などを装ったメールを送りつけるソーシャルエンジニアリングによって、ユーザーに正規のメールと信じ込ませ、フィッシング攻撃などに悪用されるおそれがあると説明。

いずれのバグについてもGoogleへ報告済みとしており、利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JPAAWG年次イベント、参加登録を受付 - オンライン参加も対応
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
システムに不正アクセス、予約者にフィッシングメール - 沼津リバーサイドホテル
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド