ソフトバンクIPOに便乗、投資家の個人情報狙うフィッシング
12月19日にソフトバンクグループ傘下で携帯電話サービスを展開するソフトバンクが新規上場を控えているが、IPOに便乗し、個人情報を収集するフィッシングサイトが確認されている。
今回のIPOは、国内において過去最大規模となる見込みで、上場に向けてテレビCMなども展開されている。一方で注目度の高さに便乗し、同社株の購入申し込みサイトに見せかけ、投資家より個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が発生している。
注意喚起を行った同社やソフトバンクグループが紹介した事例は、米国在住者を対象としたフィッシングサイト。「プレIPO」などと称し、氏名やメールアドレス、住所、電話番号などをだまし取ろうとしていた。
今回の上場では、11月末に仮条件が決定。国内では目論見書に記載された国内引受証券会社を通じて12月3日よりブックビルディングが実施される予定となっている。
両社が購入の申し込みを直接受け付けることはなく、海外での販売においても、ウェブサイトによる事前登録や勧誘は行っていないと説明。フィッシングサイトに氏名やメールアドレスなどの個人情報を送信しないよう注意を呼びかけている。

フィッシングサイトの事例(画像:ソフトバンク)
(Security NEXT - 2018/11/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生