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米サイバー軍が「VirusTotal」にマルウェア検体を提供 - 民間との連携強調

米サイバー軍(USCYBERCOM)は、Google参加のマルウェア検査サービスである「VirusTotal」へマルウェアのサンプルをアップロードしたことを明らかにした。

同軍によれば、公共セクターとの共助における重要性を認め、世界的にも影響を及ぼすと見られる未分類のマルウェアサンプルについて情報共有を進めるという。

具体的には同軍所属のサイバー国家作戦部隊(CNMF)より提供し、最初のマルウェアの2検体をアップロード。同部隊のアカウントも公表しており、提供状況を確認することもできる。

今回アップロードされたファイルに関しては、「APT28」「Pawn Storm」「Sofacy Group」「Sednit」「STRONTIUM」といった別名でも知られるロシアの攻撃グループ「FancyBear」が使用したマルウェア「Lojack」との関連について、研究者より指摘の声が上がっている。

(Security NEXT - 2018/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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