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J-CSIP、3Qに標的型攻撃情報39件を共有 - 8月上旬に「iqyファイル」大量ばらまきも

同四半期に情報提供数が増加した背景には、拡張子が「.iqy」のExcelファイルが添付された日本語のメールがあり、情報提供の約75%を占めたという。

8月上旬に国内の個人、法人に関係なく無差別の「ばらまき型」攻撃が展開されたものと見られる。参加組織だけでも2万5932件のメールを受信を確認した。

同時期以降、同様のメールは確認されていないが、今後も注意が必要であるとIPAは指摘。同じく無差別に送信されたばらまき型攻撃だが、同四半期には、遠隔操作を行うマルウェアへ感染させようとする日本語メールも少数確認されており、あわせて注意するよう呼びかけられている。

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J-CSIPにおける情報共有体制

(Security NEXT - 2018/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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