Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware ESXi」にDoS攻撃受けるおそれ、ホストや他VMにも影響 - パッチは未提供

「VMware ESXi」「VMware Workstation」「VMware Fusion」においてサービス拒否へ陥るおそれがある脆弱性が判明した。ゲストより悪用可能でホストに影響を及ぼすおそれがある。

これら製品における「3Dアクセラレーション機能」において無限ループが発生し、サービス拒否に陥るおそれがある脆弱性「CVE-2018-6977」が明らかとなったもの。重要度は4段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。

ゲストVMより脆弱性を悪用することが可能。同じホスト上で動作する他仮想マシンやホストにも影響があり、サービス拒否が生じるおそれがあるという。

同脆弱性は「3Dアクセラレーション機能」を有効化している場合に影響を受ける。同機能は「ESXi」においてデフォルトでは「無効」だが、「Workstation」および「Fusion」では有効化されている。

同脆弱性に対するパッチは用意されておらず、同社では「3Dアクセラレーション機能」を無効化する緩和策を講じるよう利用者へ呼びかけている。

20181011_vm_001.jpg
影響を受ける製品(表:VMware)

(Security NEXT - 2018/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windows向け「Apple TV」アプリに脆弱性 - システム停止のおそれ
米当局、「Windows」や「Qualcomm」チップの脆弱性狙う攻撃に注意喚起
Synology製NASで稼働する「GitLab」に深刻な脆弱性 - アップデートを
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
ビデオ会議の「Zoom」、2件のセキュリティアドバイザリを公開
Adobe、アドバイザリ9件を公開 - 7件は「クリティカル」
「Ivanti CSA」にゼロデイ脆弱性 - 既知脆弱性と連鎖させた攻撃
Fortinet、セキュリティアドバイザリ3件を公開
Ivanti、アドバイザリ5件を公開 - 「クリティカル」やゼロデイ脆弱性も
MS、10月の月例セキュリティ更新を公開 - 脆弱性118件に対応