MS月例パッチがリリース、一部でゼロデイ攻撃が発生 - 公開済み脆弱性にも対処
マイクロソフトは、10月の月例のセキュリティ更新をリリースし、CVEベースで49件の脆弱性へ対処した。一部脆弱性は、すでにゼロデイ攻撃が確認されているという。
今回のアップデートは「Windows」をはじめ、同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Office」「ChakraCore」「SQL Server Management Studio」「Exchange Server」における脆弱性に対処したもの。
脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性が12件、次いで深刻度が高い「重要」が35件だった。さらに深刻度が1段階づつ低い「警告」「注意」がそれぞれ1件修正されている。
脆弱性によって影響は異なるが、22件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある。また「権限の昇格」「情報漏洩」「セキュリティ機能のバイパス」などの問題を解消した。
「Win32kコンポーネント」のメモリ処理に問題があり、権限の昇格が生じるおそれがある「CVE-2018-8453」はすでに悪用が確認されている。

「CVE-2018-8453」に対するアップデートの説明(画像:MS)
(Security NEXT - 2018/10/10 )
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