Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

迷惑メールフィルタの不具合で受信メール約1030万件が消失 - ソフトバンク

ソフトバンクの携帯電話向けメールサービスにおいて、迷惑メールフィルタの不具合により、約1030万件のメールを誤って迷惑メールと判断、削除したことがわかった。心当たりがある送信者へ着信を確認するよう呼びかけている。

同社によれば、迷惑メールと誤って判定されて削除されたのは、9月17日11時前から9月18日午前9時過ぎにかけて送信され、送信元ドメインに「.co.jp」が含まれる約1030万件の受信メール。

ソフトバンクの「S!メール(MMS)」「Eメール(i)」、ワイモバイルの「MMS」「EMメール-S(MMS)」「ケータイ(PHS)用Eメール」で迷惑メールフィルタを利用している約436万ユーザーが影響を受けたという。

同社の迷惑メールフィルタでは、蓄積された迷惑メールのデータベースをもとに、パターンファイルを作成して迷惑メールの判断を行っているが、パターンファイルを自動生成する際に不具合があったという。

すでに不具合は修正済みで、同社では対象となる顧客と個別に連絡を取り謝罪。運用体制の見直しを図るという。

また心当たりがあるメールの送信者に対して、メールが届いているか確認してほしいと呼びかけている。

日ごろ同社では、これらサービスを通じて1日あたり約3億件のメールを処理。迷惑メールフィルタにより、約1億5千万通を迷惑メールとしてブロックしているという。

(Security NEXT - 2018/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
一部Window端末が正常に起動できず - CrowdStrikeが不具合認める
個情委見解受け再精査、個人情報流出の可能性ありと判断 - こころネット
アプリに個人情報が表示、システム不具合で - 愛知県内CATV局
子ども預かり支援サイトで設定ミス、非公開の氏名が閲覧可能に - 横浜市
「イオンカード」装うフィッシング - 利用明細や取引制限など偽装