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地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示

地域に特化した旅行予約プラットフォーム「ちいプラ」の開発、運用を手がけるNYANGOは、同プラットフォームで関係ない他顧客の個人情報が表示される不具合が一時発生したことを明らかにした。

同社によれば、2025年5月30日2時から6月2日13時にかけて、「ちいプラ」標準パッケージを導入している各地域の予約サイトにおいて、新規会員登録完了時に、他予約サイトにおいて同一顧客IDを持つ顧客の個人情報が閲覧できる不具合が発生したという。

顧客からの指摘により問題が判明。新規会員登録した109人に対し、同じIDを持つ109人の情報が誤表示された。

氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、利用履歴、クレジットカード番号の下4桁とカードブランド、有効期限などが対象としている。

同社はシステム改修時の不具合が原因であり、外部からの攻撃などに起因するものではないと説明。事態の発覚を受けて対象となる顧客に案内を行った。

またシステムの不具合を修正し、データベースや開発環境の運用方法、顧客や予約情報のキーの取り扱い方法を見直すなど再発防止策を講じたとしている。

(Security NEXT - 2025/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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