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仮想通貨取引所「Zaif」に不正アクセス、約67億円が被害 - 原因は公表せず

不正アクセスを受けた具体的な原因については、警察へ被害を申告し、捜査を依頼したことや同種の被害を防ぐことなどを理由に挙げ、公表を差し控えるとしている。

今回の問題を受けて同社は金融庁へ事態を報告。仮想通貨を入出金するためのシステムを再稼働するため、サーバの再構築などセキュリティの強化を進めているが、具体的な復旧の目処は立っていない。

同社は消失した仮想通貨を調達するため、同社株式の過半数以上を取得する資本提携や、50億円の支援を受けることについて検討する契約をフィスコデジタルアセットグループの子会社と締結。9月下旬の実現を目指し、交渉を進めていくとしている。

あわせてセキュリティ対策にあたっては、カイカより技術提供を受ける契約を締結したとしている。

(Security NEXT - 2018/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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