Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ラジオNIKKEI、関係者が番組で投票数を操作 - アクセス集中による障害で発覚

ラジオNIKKEIの音楽番組のネット投票企画において、番組関係者が不正投票を行い、結果を意図的に操作していたことがわかった。

日経ラジオ社によれば、リスナーのネット投票をもとに選曲する音楽番組「Click DE On-Air」において、番組制作会社のディレクターが一部楽曲への投票を水増しし、オンエアする曲を意図的に操作していたという。

8月24日の放送において、多数連続してクリックできるアプリを使用して一部楽曲に投票。アクセスが集中したことで番組用のパソコンからサーバへ接続できなくなり、調査を行ったところ、問題が発覚した。

問題のディレクターは、約1年半にわたり、2回に1回程度の割合でアプリを使用。一部リスナーが投票に同様のアプリを使用しており、自らも使用して数字のつじつまを合わせようとしたと説明しているという。

同局ではコンプライアンスを強化し、研修や教育を徹底するとともに、チェック体制を強化して再発防止に努めるとしている。

(Security NEXT - 2018/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命