「Struts 2」脆弱性を狙う攻撃キャンペーン「Bleeding Thunder」 - 国内企業のサイト含む標的リストも
ウェブアプリケーションフレームワーク「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、ダークウェブでは攻撃対象リストが流通しているという。
中国やロシアにおける地下の複数フォーラムにおいて、脆弱性に関する情報交換が行われていることが指摘されているが、Antuitにおいても同様の動きを観測しており、中国では「Bleeding Thunder(流血的雷声)」と名付けられたキャンペーンを確認したという。
同キャンペーンでは、脆弱性「CVE-2018-11776」を含むウェブサイトの情報収集を進めており、同社が8月25日から26日にかけて確認した際には、ウェブサイト1万3461件がリスト化されていた。
フォーラムにおけるやりとりから、米国、イギリス、スペイン、ドイツ、韓国、日本などで活動する企業を標的としてリストを作成していると見られ、同社は攻撃の目的について情報窃取やブランドの毀損であると分析。
近く攻撃が展開される可能性が高いと見ており、早急に脆弱性への対策を講じるよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/08/28 )
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