Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

拡張子「.iqy」ファイルに注意 - 数十万件規模でマルウェアメールが流通

「iqyファイル」は、「Excel」のウェブクエリ機能によって収集したデータを保存する際に利用。通常「Excel」と関連付けられており、ダブルクリックなどによってファイルが開かれると、内部に記載された処理が「Excel」で実行される。

20180808_tm_002.jpg
開いた際に表示される警告画面(画像:トレンドマイクロ)

信頼おけないファイルを誤って開き、外部よりスクリプトをダウンロードして実行したり、外部接続が行われるなど、セキュリティ上の影響を及ぼす場合は「Office」によってアラートが表示される。

その際に無効化すれば悪意ある動作を未然に防げるが、誤ってコンテンツを有効化してしまうとマルウェアに感染するおそれがある。こうした拡張子の関連付けを悪用し、意図しない処理を「Excel」に実行させようとした手法としては、「CSVファイル」を用いた手口なども確認されている。

今回の攻撃についてトレンドマイクロは、攻撃者が模索するあらたな攻撃のひとつと分析。見慣れないファイル形式を用いることで受信者の警戒を解こうとした可能性があると指摘している。

今後同様の攻撃が発生する可能性があり、「iqyファイル」が添付されたメールの受信を制限したり、Excelのファイル制限機能で、「Officeクエリファイル」を開かないよう設定を変更するなど、同社では自衛を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Apple、「macOS Big Sur」「iOS/iPadOS」のゼロデイ脆弱性を修正 - 今月2度目の更新
Arcadyan製ルータソフトに脆弱性 - バッファロー製品にも影響
Geutebrück製産業用ネットワークカメラに深刻な脆弱性
トレンドマイクロのエンドポイント製品に脆弱性 - すでに悪用も、早急に更新を
米英豪、悪用多い脆弱性トップ30件を公表 - 早急に修正を
PEARライブラリ「Archive_Tar」に脆弱性 - 「Drupal」などにも影響
「Chrome 92」で35件のセキュリティ修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - 脆弱性のべ342件を修正
「Windows」に権限昇格のゼロデイ脆弱性 - MSが詳細を調査
Linuxカーネルにroot権限を取得できる脆弱性 - 1Gバイト超のパス長処理で