仮想通貨発掘マルウェアが侵入、393台に感染拡大 - 甲南学園
甲南学園の学内ネットワークにおいて、393台の端末がマルウェアに感染したことがわかった。仮想通貨を発掘するマルウェアで、すでに駆除は終えているという。
同学園によれば、学内の教育で利用するネットワークにおいてマルウェアの感染が発生したもの。7月11日に実習室のプリンタが使用できなくなる障害が発生し、問題が発覚した。
感染したのは、ネットワーク内部で拡散する機能を備え、仮想通貨のマイニングやDDoS攻撃の踏み台などに悪用されるマルウェア。
パソコンの実習室など学内のパソコン393台に感染が拡大した。感染経路は、教員の研究室に設置されたパソコンと見られている。
感染判明当初、外部の特定サイトと通信することで動作すると見られたことから、同学園では特定サイトとの通信を遮断。
一般的なセキュリティ対策ソフトでマルウェアの検知や駆除を行うことができなかったため、感染拡大の防止策を講じたうえで、外部事業者へ解析を依頼。同月19日に検知および駆除方法を策定し、同月24日に駆除を完了した。
個人情報の外部流出については、マルウェアの種類から可能性は低いと同学園は説明。通信記録や感染状況から学外への影響はなかったとしている。また学生や外部からの感染報告も寄せられていないという。
(Security NEXT - 2018/08/10 )
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