クレカ被害、番号盗用の割合が8割超に - カード偽造被害は5.6%
2018年第1四半期におけるクレジットカードの不正使用被害額は57.1億円で、前四半期から4.2%減と改善した。
日本クレジット協会が、国際ブランドカードの発行事業者を中心に、銀行系や信販、流通系のクレジットカード事業者、中小小売商団体など44社における不正使用被害の状況を取りまとめたもの。
同四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は57億1000万円。前四半期の59億6000万円から4.2%の減少となった。
内訳を見ると、番号の盗用被害は前四半期から2000万円減となる46億2000万円。偽造カードによる被害は、前四半期の5億9000万円から3億2000万円へと大きく改善した。前年同期の10億6000万円と比較すると3分の1以下の水準となっている。

クレジットカード不正使用被害の金額推移。発表を元に独自に作成
(Security NEXT - 2018/07/02 )
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