Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アーカイブ展開に脆弱性「Zip Slip」 - 多数ソフトウェアに影響

アーカイブのファイル形式も、「tar」「jar」「war」「cpio」「apk」「rar」「7z」など、多岐にわたり影響を受けるおそれがあるとしている。

Amazon、Apache、HP、Pivo​​tal、Oracle、Amazon、Linkedin、Twitter、Alibaba、Jenkinsci、Eclipse、OWASP、ElasticSearch、Googleなど影響を受ける環境は少なくなく、同社では脆弱性の公開にあたり、4月15日より調整を進め、通知を行ったという。

今回の問題を受け、JPCERTコーディネーションセンターは、脆弱性は順次修正されているとし、開発者の発表へ注意を払うよう呼びかけている。また情報収集と分析が整った段階で注意喚起を行う可能性があるという。

20180606_sn_002.jpg
影響を受けたライブラリの一部(表:Synk)

(Security NEXT - 2018/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も